Minecraft をパソコン持ってない人とも一緒に遊びたい
もうかなりの有名ゲームとなっているサンドボックスゲーム Minecraft 。2009年くらいからあって話題にのぼることもおおかった。今回はこの Minecraft のマルチプレイを、PC、Switch 間で行うことを目指す。
Minecraft のエディション
Minecraft 自体は様々なハードに移植されている。初期からあるJava版MinecraftはOS問わずにJavaの動かせるマシンなら遊べるものであり、これがもっぱらPC版Minecraftとして普及しているものだと思う。
現在では、PC版Minecraftに加え、XboxやPS3、PS4、Nintendo Switchなどにも移植されており、様々なハードウェアで遊べるようになっている。
これらのMinecraftは「エディション(Edition)」として区別することができ、PC版Minecraftとして普及しているJava版Minecraftでは「Minecraft Java Edition」、PS4版Minecraftでは「Minecraft PlayStation4 Edition」などと呼ばれている。
今回の記事ではこのエディションたちの中でも特に「Minecraft Bedrock Edition(別名:Minecraft 統合版)」と呼ばれているものを使うことにする。
Minecraft 統合版
Minecraft 統合版における、他のエディションとの違いを説明する。
Minecraft PlayStation4 Editionなど、他のエディションでは、対応している機種が限られている。例えばMinecraft PlayStaytion4 Editionでは当然PS4でしか遊べないし、Minecraft Wii U EditionではWii Uでしか遊ぶことができない。しかし、Minecraft 統合版では、Android、iOS、Windows10、Nintendo Switchなど、複数のハードウェアで遊ぶことができる(対応ハードウェアはここ)。
更に、マルチプレイにおいても、他のエディションでは同じハードウェアでないと遊べなかったのが、統合版なら対応しているハードウェア間であれば異なるハードウェア同士でも遊ぶことができる。つまり、ある人がPCで遊んでいるワールドに、別の人がSwitchからはいることができるというわけだ。
ちなみに、Java版Minecraftで大変流行ったMODについては、統合版では使うことができない。基本的にバニラワールドで遊ぶことになるので注意が必要だ。
Minecraft 統合版を使ってマルチプレイをする
ここでは、特にWindows10PCとNintendo Switch間でマルチプレイをすることを目標に説明していく。
必要なもの
Minecraft 統合版でマルチプレイを行うのに必要なものを挙げていく。
- すべてのハードウェアで共通なもの
- インターネット回線
- Minecraft 統合版
- Microsoft アカウント
- Windows10版で遊ぶのに必要なもの
- Windows10 PC
- Nintendo Switch版で遊ぶのに必要なもの
- Nintendo Switch
- ニンテンドーアカウント
- Nintendo Switch Online 利用券
気をつけなければいけないのは、ゲームソフト本体やインターネット接続、インターネット接続を利用したゲームプレイ権(Nintendo Switch Online 利用券にあたる)の他に、「Microsoft アカウント」が必要な点だ。他のエディションではマルチプレイで他の人のワールドにはいる際に、IPアドレスを入力したりすることになったと思うのだが、Minecraft 統合版ではハードウェアが異なる可能性があるためこの手法は利用し辛い。そこで、すべてのハードウェアで共通のアカウントとして「Microsoft アカウント」を用いて、Microsoft アカウント下にあるXboxのフレンド機能から、フレンドのワールドを検知する手法をとっている。
全ハードウェア共通のやること
ここでは、Windows10 PC、Nintendo Switch問わず、どのハードウェアで遊ぶ場合でも必要な手順を説明する。
Microsoft アカウントを用意する
インターネットにはすでにつなげるものとして話を進めていく。まずはどのハードウェアで遊ぶ人であってもMicrosoft アカウントが必要だ。 このMicrosoftアカウントを用意する。
ここで、すでにMicrosoftアカウントを所持している場合はこのステップはスキップして問題ない。Windows 10のPCを持っているならアカウントを作ったことがある人も多いかもしれない。
さて、それではMicrosoft アカウントを作っていく。まずは次のサイトにアクセスしよう。
画面右上の「サインイン」をクリック。
次にアカウントを新規作成しよう。
あとはアナウンスに従って進めていくだけ。メールアドレスを新規に取得したり、新しく取得したりもできるのでこのあたりはお好みで。よくあるアカウントの取得なので多少めんどくさくてもめげずにやりきろう。このくらいでめげているとこの先パソコンは扱えない。
アカウントが無事作成できたら完了。
Xboxプロフィールの設定
次に、Microsoftアカウント下のXbox情報の設定を行う。ここは省いてもいいが、デフォルトの名前だったりすると寂しいし、プライバシー設定は確認したほうが良いので。まず次のサイトにアクセス。
同じように右上をクリックして先程用意したMicrosoft アカウントでサインイン。サインインしてもう一度右上をクリックすると次のような画面になると思う。「Xbox プロフィール」をクリック。
するとプロフィール画面が表示されるので、「カスタマイズ」をクリック。
自分好みにプロフィールを変更しよう。
ゲーマータグとはニックネームのようなもの。最初はデフォルトで意味不明な名前が勝手につけられていると思う。無料で一度だけ自由に変更できるので、よく考えてニックネームを設定しよう。
うまくいったら「保存」。これでプロフィールの変更はOK。更に同じところから「プライバシー設定」も行う。
表示されるラジオボタンでプライバシー設定を進めていこう。フレンドリストの公開設定などができる。
一緒に遊ぶ人をフレンド登録しよう
一緒に遊ぶ人はXboxのフレンド機能を使ってフレンドになっておくと良い。
Xboxプロフィールの画面の右側のフレンドをクリック、検索欄にフレンドのゲーマータグを入力してフレンドに追加しよう。
フレンドに追加する作業はあとからでもできる。
これでMicrosoft アカウントの設定が完了した。
Windows 10 PC でやること
ここからはWindows 10 のPCにおける必要な作業になる。Nintendo Switchについて知りたい人はコチラへ。
Java版Minecraftを2018年10月18日以前に購入していた人
Java版Minecraftを2018年10月18日以前に購入していた人は、Minecraft 統合版 Windows 10 Editionを無料で入手することができる。次のサイトが参考になる。
次のサイトにアクセスする。
開いたあと、Java版Minecraftを購入したアカウントでログインする。参考サイトにあるように、「Claim your free copy」ボタンをクリック。すると、Microsoftアカウントのページが開くと思うので先程用意したMicrosoftアカウントでログイン。手順通り進めていくと、Windows10用Minecraft 統合版が0ドルで購入した扱いになり、ダウンロード可能になる。あとは、自分のアカウントの注文履歴などからMinecraft for Windows 10のページを開いてダウンロード、インストールしよう。
まだMinecraftを未購入の人
Microsoft Storeに先程用意したMicrosoftアカウントでログインして、クレジットカードなりなんなりで購入しましょう。税込み3150円とかだと思います。値段変わってたらすいません。
Nintendo Switchでやること
Windows 10 PCではなくNintendo Switchでプレイする人がやること。
次のサイトが参考になる。
実は筆者自身がSwitch版を買ってはいないのでどんな画面なのかはよくわかっていない。ただ、使っているニンテンドーアカウントとMicrosoft アカウントを紐つける必要があるようだ。
まずはニンテンドーeショップでMinecraftを購入。Switch Editionと書いてある方ではなく、「3,888円」のほう。
ダウンロードが終わって起動したら、Microsoft アカウントにサインインする。「別のデバイスでこのWebサイトにアクセスしてください」と表示されたURLをパソコンなどで実際にブラウザで入力してアクセスしてMicrosoft アカウントにログイン、表示されたコードを入力する必要がある。これができるとニンテンドーアカウントとMicrosoft アカウントの紐付けが完了して、マルチプレイができるようになる。
マルチプレイで遊ぶ
2021/1/16追記 統合版のサーバーをこれまで自分でたてることができず、これまでRealmsを使うかフレンドのワールドに入るかの2択でしたが、最近自分でサーバーをたてることができるようになりました!解説記事はコチラ!
まずワールドの管理者を決める。このとき、管理者はWindows 10 で遊んでいる人がやるほうが良いと思う(Switchの人がやると更にまた少し難易度の高い設定項目が増えるかもしれないため。ポート開放まわりの話)。
ワールドの管理者になった人は普通に遊ぶようにワールドを新規で作成する。
このとき、マルチプレイの設定をしておく。ここの設定でマルチプレイのオンオフとワールドにはいることのできるプレイヤーの制限ができる。
管理者がワールドにはいっている状態になると、フレンドのほうでは、「遊ぶ」→「フレンド」から「参加できるフレンド」の欄に管理者のたてたワールドが表示されると思うので、そこに参加する。
これで無事異なるハードウェア間でマイクラのマルチプレイをすることができるようになった。
おわりに
ぼくがMinecraftを購入したのは2012年とかなのだけど、しばらく放置しているうちにいろいろ進化していた。やっぱりこのゲーム面白い。特にマルチプレイが楽しいのでクロスプラットフォーム化したのは本当に嬉しい。みんなでしばらく遊んでみようと思う。