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Visual Studio Code とは
Microsoftの高機能テキストエディタ。詳しくは下記で日本語化まで含めて説明している。
カスタマイズの方法
「ファイル」→「基本設定」→「設定」で表示することのできる「User Setting(setting.json)」を編集することでカスタマイズできる。
上記のような画面になるだろう。これの左側は変更することができない既定の設定だ。この項目を変更するには、右側の「ユーザー設定」のところを書き換えることで上書きすることになる。更に「ユーザー設定」の右に「ワークスペースの設定」とあるが、これは現在のワークスペース(VSCodeで開いているディレクトリ)の中でのみ有効な設定となり、そのワークスペース内に「.vscode」ファイルが作成され、更にその中に保存されることになる。
優先順位で言うと、
- ワークスペースの設定
- ユーザー設定
- 既定のユーザー設定
といったところか。優先順位の高いもので上書きと覚えれば良いだろう。
つまるところ、全体としてのVSCodeのカスタマイズをしたければ、「ユーザー設定」のところを書き換えればいいということになる。
日本語化を行っていれば、既定のユーザー設定のところには各設定項目の説明が日本語でされているだろう。基本的にそれに従ってカスタマイズしていけば良い。たとえば、「既定のユーザー設定」で
"editor.fontSize": 14
となっているところを変えたければ「ユーザー設定」のところに
"editor.fontSize": 20
などと書き足せば良い。もしワークスペース内でのみ適用したい設定があれば「ユーザー設定」の代わりに「ワークスペースの設定」のところに記述すればOK。
この設定方法は、拡張機能の設定でも同様である。
カスタマイズ例
ユーザー設定に次のように記述する。
// 既定の設定を上書きするには、このファイル内に設定を挿入します。 { // 改行コードをLFに "files.eol": "\n", // 垂直ルーラーの表示 "editor.rulers": [ 80 ], // 空白文字の設定 "editor.renderWhitespace": "boundary", // 制御文字を表示するかどうか "editor.renderControlCharacters": true, // エクスプローラーに表示しない拡張子 // 一時ファイルとか書いておくと良い "files.exclude": { "**/.git": true, "**/.svn": true, "**/.hg": true, "**/CVS": true, "**/.DS_Store": true, "**/.vs": true, "**/*.obj": true, "**/*.o": true, "*~": true }, // ファイルの最終行は空行 "files.insertFinalNewline": true, // 言語認識の関連付け "files.associations": { "*.txt": "Markdown" }, // 行の折り返し "editor.wordWrap": "on" }
メジャーなところはこのあたりではないだろうか。これだけ設定しておけば比較的快適に使えるとは思うが、他にも何かあれば各自設定してほしい。